総合自動車メーカーとしての実力
R360クーペが幸先のよいスタートを切れたのも、そのおかげと言えなくもありません。
しかし行く手には開放経済体制への移行にともなう国際競争の情勢が待っています。
トラックはともかく、乗用車部門は軽規格だけの企業力で、果たして国際競争に勝ち残れるものかどうか・・・。
答は否です。
それなら中古車情報の多い乗用車部門でも小型車、普通車の分野に進出して、総合自動車メーカーとしての力を蓄える以外に道はありません。
幸いにも、メーカーの数こそ十指に余るとは言え、総合自動車メーカーの実力と社格を備えているのは、トヨタ、日産の2社だけです。
あとはすべて後発メーカーであり、見渡したところ、どのメーカーもナンバー3の座に等距離の位置にいます。
東洋工業(現マツダ)が起つべき時は今を措いてない・・・。
恒次社長の決意は固まりました。